注連石・鬼のカケハシ
注連石(すみいし)・鬼のカケハシ
2009/05/06 林道終点→二股→注連石→鬼のカケハシ→二股→林道終点 1/25000地形図(升田・差首鍋)
知らなかった。こんなに迫力のある素晴らしい場所があることを知りませんでした、全く。 3月に「弁慶山に行ってきた」というsoneさんのブログを拝見し、「あ~俺も行きたかったなあ・・・」などと羨んだり恨めしがったりした時のメールのやり取りの最中に初めて耳にしたのである。「注連石と鬼のカケハシも狙ってます(soneさん)」「えっ、どこどこ?」「鬼のカケハシは池田昭二さん監修の古いエアリアには載ってますよ(鯛金さん)」。 そんなこんなで、古くなったので仕舞っていたエアリア鳥海山を引っ張り出して予習し、何やら凄い所だという情報を得ていたところにsoneさんから漸く待望のお誘いが。内心「行ぐ行ぐっ」と言いたいが、「是非参加させて下さい」などと少し控え目に言ったりして。
「注連石(すみいし)」・・・何とも曰くありげな名前である。地形図をみると急峻な岩稜帯になっている。注連は七五三とも書き「しめ」と読む。ご神体の岩場に注連縄でも掛けた「しめいし」が訛って「すみいし」となったのだろうかとか、神様の宿る「棲む石」なのだろうか等と想像を逞しくする。 5月6日の連休最終日、旧八幡町観音寺からR344を東に進み川上神社手前のの駐車場に集合。本日のメンバーは先一昨日葛城山をご一緒したsoneさん、鯛金さんと、以前からこの地に興味津々だというlisonさんの4名。ここから白玉川林道を大禿沢沿いに行けるところまで進む。林道終点から大禿沢に降りて遡行し、やがて二股に分かれた所の藪の合尾根を登っていく。 痩せた急な尾根だが、手がかりになる灌木が茂っているお陰で安全に登行できる。最初のピーク手前から笹やイヌツゲ等の密藪になり、藪の埃を吸ったlisonさんのくしゃみが止まらなくなる。 尾根の方角が変わり道なり?に進むと間もなく南東の展望が開ける。手前の岩稜の切り立った痩せ尾根の向こうに小さく突き出した岩峰と剣が見える。慎重に痩せ尾根を通過し注連石のご本尊に到着。剣や盃のある岩峰の祠の南側がすっぱり切れ落ちている向こうに680峰が迫っている。修験道のようだが下からも見えないのによくもまあこんな奥に見つけたものだと感心する。各々手を合わせたり風景を堪能したり周りを偵察したりしてから下山、鬼のカケハシへと向かう。 沢に戻り昼食休憩の後、沢を遡っていくと左の枝沢の奥に柱状節理が覗く。登っていくと上へ上へと続く見事なゴルジュとなっている。うーむ素敵だ、ここが鬼のカケハシか!?先頭を務めるsoneさんがチョックストーンの岩が大きくこれ以上は上がれないということで本流に戻りつめてみる。少し行くと先頭から「ここだあ」という歓声が。 大きなスノーブリッジの奥に柱状節理の大障壁が迫っている。水量は細いが随分と高みからの滝となっているようだ。ここを鬼のカケハシと称したとしても違和感はない。更に近付くと何と右手に大きく美しい簾状の滝があるではないか。 うーん、素晴らしい。どうして御所山層雲峡の御宝前をもっと美しくしたようなこんな素晴らしい場所が人知れずひっそりと控えているのだろうか。聖地として入山禁止されるような修験の資料もないようで謎が謎を呼ぶ。 戻る途中、ゴルジュと細い滝のかかる大障壁、どちらかを「鬼のカケハシ」と言うのではなく、あの一帯を総称する呼び名ではないかという話になったが、それくらい両方とも天空へと続く巨大な梯子のようであった。 少々の山の幸も頂き、メンバー全員、様々な思いで胸を一杯にして帰路に就いた。
2日前の葛城山とはまた趣の違う山でしたね。
ヤブ漕ぎも結構で、それにしても、鳥海の展望と見事な岩肌でしたね。
天空へと続く巨大な梯子…やはり要塞があるのかな。(^^
>スズさん
ご神体岩からの鳥海山の展望は見事でしたよ。
鬼のカケハシは下から天空の注連石に架ける梯子という意味のようでセットの修験場ですね。
ずっと上まで続く柱状節理のゴルジュの鬼のカケハシは見る者を圧倒して、どうやらこちらの心にも梯子を架けられてしまいました。また行かねば。
おはようございます。
スズさん、「紺碧の彼方」のブログ立ちがってますので検索してご覧ください。今回の道先案内人です。5/4に登っていました。
すごい感動ものでしたね。修験場だとしたら女人禁制では?なんてちょっぴり悪いなあ・・・。でも未だに人生の修行が足りん私めは神に手招きされたのだろうと思っています。
鯛金さん、こんにちは。
女人禁制なんて言ったら登れる山がなくなってしまいます。雨告山なんて400年前から入山禁止だし。
さて、記事の写真についてちょっと説明します。
写真一覧の上に[View with PicLens]というリンクがありますが、ここをクリックするとスライドショーが立ち上がります。そうしたら右下の□(四角)をクリックし、是非迫力のある全画面表示でご覧くださいませ
尚、マウスを動かすと右上に「VIEW THIS IN 3D」と表示されますので、カーソルを合わせると(クリックはしない)、右からスライドメニューが出てきて画面変更のスピードを変えられますので、ゆったり見ることもできます。
いやはや…山形にはまだまだ知られざる秘境が隠れていたのですね。あの山奥に潜む修験場! いったい如何なる山伏達が修験をしていたのか? 空想していると夢が膨らみます。
>soneさん
びっくりでした。まだあのような場所が隠されていたとは・・・。
暫く資料の渉猟という楽しみも増えました。お世話様でした。< (__)>
鯛金 さん
今晩ハー
「紺碧の彼方」のブログ検索していますが、行けども行けども到達出来ず。(;゚゚)
んん・・・。未だに人生の修行が足りんって…何処かで聞いたんですがこの世が修行だそうですから、満腹はないそうな。(^○^)
みいらさん
宮城の山を登って鳥海山が見えると、ヤッターと心で叫ぶんですよ。(^。^)
鯛金 さん そしてみなさん今晩ハー。
ブログ、SONEさんから教えていただき到達しました。
お騒がせしましたです。
長い月曜日が終わりましたよ~。:smile:
スズさん、お晩です。
すみません。メール入れようと思ってましたが遅かった。soneさん、お世話様でした。
「紺碧」ではなく「碧落」ですね。碧落の彼方。
地の果てという意味でありますが、タイトル通りの哲学的な崇高なブログです。
山形市周辺の東南村山地域の山から鳥海山を見つけると、やはり「おおっ」となりますよ(^^)。
因みに蔵王の観天望気。「鳥海山が見えたら翌日は雨」なんて言われてます。
おお!、皆さんこんばんは。
なぜか選ばれし4氏が注連石に到達したというのは良い意味に解釈していいのか、選ばれた償いを現世でしなければならないのか戸惑いを覚える今日この頃です。うはぁ!
スズさんごめんなさい。あなたのブログに到達できませんでした。(修行が足らんのでしょう)
「紺碧の彼方」ビビッときましたね。(これは到達できました)。
ついでに申し上げれば、カシミールのダウロードにも失敗!みいらさん、ごめんなさ~い。でも図面は見ました。恥ずかしくて黙ってました。笑
鯛金さん。更に励めよということでありましょう。次は八森とか…。
スズさんのHPは実は辿り着いてからが大変なんです。どこに手をかけどこを足掛かりにするか、修業が要ります。
カシミール、ダウンロードできなくともキャプチャ画像で良ければいつでも送りますよ。
スズさん、リンク致しましたので事後承諾下さいませ。
あらぁ・・・おわかりのようで。
八森下見してこようかな?なんちゃって。
あのへん熊さんいないよね。
そういえば高橋さんがスズさんブログのコツ言ってたなあ。
ノートPCの容量も多くはないからいろいろ増やさないほうがいいのかもしれないが。みいらさん、これからもお世話になりま~す。
鯛金さん みいら さん
オッ、皆さんこんばんは~。
なるほど、選ばれた4氏の注連石の躍動、羨ましい限りですねぇ~。
わたしも、カシミールのダウロードとかダウンタウンとかはチンぷんカンプンなんですねぇ。まぁ、それもいいかなぁ~。
私のHP、辿り着いてからが大変って皆さんいってるんですが、当の本人が改善策がないです。(;゚゚)
どこに手をかけどこを足掛かりにするか、これは皆さんの山修行の業…なんて無責任山人だにぁゃ~。
みいらさん、マロのページ、リンクだなんて皆様の所に並べておしょすいです。(小心者の赤面症の青カエル!!)
八森って、神室の???
ヘッヘッ、私もこれから一方的にお世話になります~だ。(~o~)