月山 肘折コース

月山(肘折コース) 2002/09/15-16 初日

 
肘折登山口→0:25→大森山標識→0:15→鞍部→1:00→猫又沢→0:30→一の地標識→0:55→赤沢川→1:00→小岳→0:50→念仏が原避難小屋  計4時間55分(休憩含まず・参加者8名)  1/25,000 地形図(肘折・葉山・立谷沢・月山)
 
肘折から念仏が原を経て月山山頂に至るルートは、以前からとても気になっていた部分なのだが何故か登る機会に恵まれず長く課題となっていたコースである。避難小屋のある念仏が原は弥陀ヶ原と並ぶ月山の二大湿原。今回は九月ということもあり花の種類は少なかったが、湿原・草原の向こうに雄大な月山が迫り、素晴らしい景色を楽しむことができた。
 

遠方からの参加者が多い今回は、前日志津温泉に泊まり前夜祭で盛り上がった。翌朝姥沢に配車したあと肘折に向かうことにしていたのだが、急遽車の提供のためあるばつさんが月山から肘折に下山することに。ご好意を受けて氏の車で移動。お陰で車の回収の必要がなくなった。

姥沢からR112に下りR458で幸生・十部一峠を通り肘折に向かう。この道は国道なのだがかなりの部分が未舗装である。ブナ林が気持ち良い。

肘折登山口。姥沢からは1時間半程度。車は殆どないだろうと思ってきたのだが7台ほどとまっている。このコースは『岳人』6月号で紹介されたので人気のコースになってしまったか・・・。
地形図では大森山に直登するようにルートが記載されているが、実際は右に大きくそれてから左に折り返し標高700m辺りを巻く。道幅は狭く木の根が張っている上に谷側に傾斜しているため滑りやすい。写真は大森山を下った鞍部。白いブナが美しい。
地形図では左の写真の鞍部から尾根上にルートがあるが実際は北側を巻く。道は同様に狭く滑りやすい。写真は少し進んで猫又沢。地形図「肘折」と「立谷沢」の境界辺り。

赤沢川で昼食休憩をとって少し登ると、月山から下りてきたあるばつさんと出会う。その際「小屋の前の沢ではビールは冷えない。立谷沢川まで行って10分間沢水につけておけば冷えたビールが飲める。」という重要情報を教えてもらう。明日の予定があるということで、残念ながらここで別れる。 途中の「一の地(赤砂山と979の鞍部)」で赤砂山へ偵察に行くなりさんと一度別れる。

小岳のちょっと手前にある有名な標識。ここから先が国立公園ということらしい。 ここから少し登ったところで、この日肘折から日帰り月山ピストンをしようとしている、なりさんとのNet仲間の方と会う。日帰りとは凄い(*_*;。
小岳に上がると湿原・草原が広がる。リンドウ・オニシオガマ・イワショウブが咲いている。サワギキョウ・オゼミズギクは花が終わっていた。
1199ピークはこのようにトラバース。道幅がとても狭い。

1116辺りの三日月池。ここから見る月山は美しいらしいが、ご覧のように上部に雲がかかって全貌は見えない。

 
念仏が原避難小屋。1185ピークを下りきったところにある。途中から頭がビールモードになってしまって、何はともあれ飲まずにいられなくなる。そして一本飲んだらもう止まらない。折角のあるばつさんのアドバイスは何処かに行ってしまった(^^ゞ。 小屋内部はとても綺麗で地元山岳会のものか、鍋やバケツや布団など一通り何でも揃っている。40人定員らしいが30でぎりぎりといったところか。今晩の宿泊者は16人。 途中で採取した「かのか(ブナハリタケ)」を鍋とバター醤油炒めにして夜宴。 水場は小屋から月山方向に20mの所にある沢。そして沢をまたいで進むとすぐトイレの看板が・・・。  
有名な念仏が原避難小屋のトイレ。小屋内部にはトイレはなく、この外トイレで用を足す。「空いています」のプレートを引っくり返すとご覧の「使用中」になり奥に進むと・・・・、
水場から続く小沢に足場を作り、コンパネ一枚で目隠しをした原始的なトイレが現れる。
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