鳥原山 白滝からぶな峠

鳥原山(白滝口からぶな峠周回) 2008/09/21

登山口→2:15→分岐→0:17→鳥原展望台→1:14→畑場峰→1:29→ぶな峠口 計5時間15分(休憩含まず 2名) 1/25,000地形図(朝日岳)

私が初めて朝日に登ったのは高校1年の夏山合宿。今回の白滝の林道から上がり主稜線に出て、途中枝尾根に寄り道しながら大井沢の原への4泊5日の縦走であった。白滝からの登行はそれ以来である。前回はまだ登山を始めて間もない事もあってコースの印象があまりなく、記憶を辿る山旅となった。白滝の男性的なぶな林とぶな峠の端正なぶな林、それぞれ印象の異なるぶなの森を楽しむ山行となった。
前夜の天気予報(寒気が入ってくる昼過ぎから雷雨)に反して早朝3時頃から雨が降り始める。白滝の沢筋は大丈夫だろうか。大井沢の伝承館でebiyanさんと待ち合わせ。ぶな峠に1台配車し、白滝登山口へと向かう。雨は小降りになる。写真は林道終点。
吊り橋を渡る。写真click
橋を三つ渡り、あとは白目沢の左岸を登る。心配していた沢の水量は特に多くない。あまり降っていなかったようだ。写真click
草が繁茂しているところもあるが、登山道は良く整備され歩きやすい。click
850辺りで小沢を渡る。 少し登ると右手に滝が現れる。かなりピンボケ。
深く静かなぶ林。登路を振り返って眺める。click 雨は結構強く振ってきたがブナが傘となってあまり濡れない。
傾斜はかなりきついのだが九十九折に道が切られてある為見た目ほどきつさは感じられない。 ブナ林は凡そ1100mまで。これを境に突然潅木帯となる。
傾斜もゆるくなり、左手の尾根が目線に近く見えてきてそろそろ合流地点かと思うが、感じてからが結構長い。click
ポンと飛び出した1330。 一気に視界が広がる。click いつの間にか雨が上がっている。
鳥原湿原。木道を進む。ウメバチソウがまだ頑張って咲いている。click
鳥原展望台から。 小朝日が重量感たっぷりに迫る。ビールを飲み大休止。click 大朝日のガスがとれてきたが、雷雨が怖いので今日はここまで。
展望台から祝瓶山。
単調なトラバース道を過ぎ畑場峰。click 鳥原分岐から下って間もなく、宮城県からの15名ほどの団体とスライド。ブナ峠から鳥原山・朝日鉱泉周回のようだ。
雨は相変わらずだが下まで落ちてこないのでカッパは乾いている。click
白滝のぶな林と好対照の端正な白い美人のぶな林。前回歩いた際も感じたが、ぶなの妖精が出てきそうな何とも素敵な雰囲気である。click
ステップがあまりなく滑りやすい斜面にトラロープが張ってある。ここを下りきると沢の二股に出る。登る場合は二股の間にある尾根をを登ることになる。click
綺麗な流れを何度も右に左に渡る。オニシオガマがまだ咲いていた。click 平坦な沢筋の道を2kmほど歩く。
ぶな峠口。雨が上がっている。荷を降ろしていたら蚊の襲撃に遭う。はっか水を体中に吹き付ける。蚊にも多少の効果がありそうだ。 白滝口まで車を回収し、大井沢「ゆったり館」で汗を流し「茂右ヱ門」で蕎麦をすすって帰る。 ebiyanさんはこの足で鳥海に向かうとのこと。明日、二ノ滝口から千畳ヶ原にあがるらしい。うーむ、達者である。
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  • コメント (2)
    • SONE
    • 2008年 9月 22日 7:00pm

    アレレッ!! 私は前日に古寺鉱泉から鳥原山往復したのですよ。一日違いでしたね。
    でもお互いに台風一過の晴天じゃなくて残念でしたね。
    鳥原山は朝日連峰の中でも人が少なくて、静かな山歩きができますね。

    • みいら
    • 2008年 9月 22日 7:22pm

    SONEさん、お晩です。鳥原、一日違いでしたか。
    土曜日はまあまあの天気でありませんでしたか?仕事をしながら青空を恨めしく眺めておりましたが。

    昨日は4連休の人もいて、さぞかし賑やかだろうと思っておりましたが、やはりコースがコースですので静かな山歩きが楽しめました。

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