二口縦走 初日

二口縦走(天童高原口から面白山・二口峠経由笹谷峠まで)

2002/10/13-14

初日

天童高原→0:38→長命水→0:22→三沢山→0:57→面白山→0:25→中面白山→0:30→長左衛門平→0:50→奥新川峠→0:37→権現様峠→1:30→南面白山→1:05→小東峠→0:40→樋ノ沢避難小屋  計7時間34分  (休憩含まず  4名)    1/25,000地形図(天童・関山峠・作並・山寺)

二口山塊とは北の船形連峰、南の蔵王連峰に挟まれた(北)面白山から笹谷峠までの山域を指す。それぞれの山・峠には魅力的なアプローチルートがついている。縦走コースにはアップダウンの少ない水平道を利用するルートや二口山塊の盟主大東岳を通るルートもあるが、今回歩いたのは県境の山々を繋ぐルートで、標高は高い山で1300m程度とさほどではないのだが、快適な稜線漫歩という部分は少なくて連なるピークを一つ一つ登り下りする上に、登山道が左右に大きく蛇行しており距離がとても長くハードなコースである。

笹谷峠になりさん、あるばつさんと待ち合わせた後、天童高原へと向かう。途中ゴロちゃんと合流する。写真は天童高原駐車場。左側がキャンプ場になっており、登山道はキャンプ場の右の縁についている。20台は駐車可能。

二人並んで歩けるほどの幅の広いハイキング道を40分程歩くと長命水につく。ここは尾根道と水平道の分岐になっている。左の尾根に上がり三沢山を目指す(写真)。最近山づいているゴロちゃんの足取りが軽く、ペースが結構速い。僕は既に息が上がっている(^-^;。

 

三沢山山頂。東側は面白山が迫っているが、その他は見事な展望となっている。
三沢山から(北)面白山を仰ぐ。
三沢山山頂から見る月山と葉山。

三沢山山頂から見る船形連峰。Click

 
少し下ってから250m登って面白山山頂。

面白山山頂からは南面白山や大東岳、奥には熊野岳が見え、これから山頂を踏む山々が一望の下に。写真をクリックすると拡大され山名がわかります。

 

中面白山。

中面白山からは965ピークが割合近く見えるが、登山道は右の尾根沿いに大きく振れてから折り返し300m一気に下る。

 

中面白山を下る途中。手前の鞍部が長左衛門平で、965・1025と登山道は延び、更に大東岳の裾野を大きく右に巻いて南面白へと続く尾根に上がる。

下ってきた中面白山を振り返って仰ぐ。
奥新川峠(942コル)。面白山高原駅からの登山道が合流する。ここで昼食休憩。

権現様峠を過ぎ大東岳を巻き始めると登山道は写真のようなブナ林になる。途中5本の小沢・涸れ沢を跨ぐが、最後の沢はナメになっていて滑り易い。

鞍部から250mをぐいっと登って南面白山山頂。大東岳が素晴らしい迫力で眼の前に。途中足が攣り始め、運動不足・体力不足が完全に露呈される。

すぐそこに見える1216ピークだが、150下って140登り返さなければならない。太腿に負担がかからないよう省エネ歩行に努めるがかなりバテバテ。
下ってから振り返り仰ぎ見る南面白山。

小東岳の肩。我々が休憩している間に、あるばつさんは小東岳山頂に走って登ってきた。凄い(~_~;)。

 

小東峠。写真右手が樋の沢方面で左手が奥山寺への分岐になっている。今日の行程はここから右に下って樋の沢避難小屋まで。

小東峠から40分ほど下ると写真の樋の沢避難小屋に着く。手前を流れるナメ状の樋の沢を軽く跨ぐ。

二階建ての立派な小屋である。定員は30人ほどか。左側に踏み跡があるので進むと、対岸から落ちている滝のちょっとした展望台になっていた。

この日の宿泊者は我々4人のほかに、男女4人グループとご夫妻の計10人。小屋は快適だったが二階の4人グループの非常識さに憤る。

小屋の前は大東岳に登るルートと二口温泉へ下るルートとの分岐点になっている。手前のブナの木の所が水場になっている。残念ながらトイレはない。

 

2日目
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