ラジウス
道具へのこだわりというものが、私にはない。購入する際も詳しい知人の「これは良いよ」というアドバイスにいつも従っている。簡単といえば簡単、道具に対して失礼だといえば失礼なのかもしれない。ただ、一度使い始めたものに対する愛着は人一倍強い。 先日、Net検索中に偶然ラジウスを見つけた。灯油ストーヴのマナスル「ラジウス」といえばキスリングザックと並んで、昔の山岳部の必須アイテムであった。でもこれがなかなかの曲者で、ちょっと目詰まりを起こしたり冷えてたり僅かな加圧加減で、真っ黒な煤を吐き出しながら火柱を上げてしまう。このラジウスをいかに上手に操るか仲間内で技を競い合ったりもした。 コッヘルは黒くなるし、灯油が漏れて誤って食料を駄目にしたり着替えに染み込ませてしまったりととても使いにくいのだが、あの不自由さが懐かしくて欲しくなっている自分を発見したりする。
ハイマツ酒 |
ラジウス |
キスリング |
山名の不思議 |
修験道としての御所山を少々 |
鳥海山の思い出 |
コメントはまだありません。