荒神山

荒 神 山 2004/11/07

前回、荒神コースから観音寺コースで縦走した際に宿題となった1.火原沢をつめ上げた箇所と2.荒神山頂へのルートの2つの確認のため、再度訪れることにした。土曜日のうちに御所山荘に入り宴会、翌日ピストンというスケジュール。小屋も山も貸切である。

尾花沢市鶴子から荒神山方向を眺める。
御所山荘は向かって右側が避難小屋になっている。1階にはダイニングキッチンで2階は(写真)大広間になっている。  
一階にある神棚には刀剣が納められているが、これは荒神山にあったものを移動したと何かで読んだ。 1ヶ月ぶりで管理人さんに挨拶をし、荒神山頂にはしっかりとした道が付いていること、大きな岩があって裏から上がれることを聞く。
夜宴には小見栄さんが作ってくれたキノコ鍋を戴きながら、きくちゃんが送ってくれた熊野古道の地酒「美熊杜」と焼酎「熊海」を戴き、古道へと、そして夢の世界へと誘われる。美味しかったぁ~。ご馳走様でした<(_ _)>。  
翌朝7時に小屋を出る。
登山口から堰堤を見下ろす。下りきった所で渡渉。前回の台風直後より水は少ない。  
管理人さんによると荒神の主のようなこの大木は桂の木だとのこと。
途中左手に小屋へ引いている水源を見る。湧水らしい。  
途中の沢の対岸にある祠は雪囲いのラッピングが施されている。
葉はすっかり落ち、前回よりも随分明るく見通しが良くなっている。
問題の火原沢をつめ上げた箇所。確認したところコルから僅かに荒神方向へ上がった660付近であった。ここからクラビに向かっているショートカット道は新しくつけられたために地図には載っていないようだ。前回の山行でトラバース道との分岐に直接上がったのではというのは誤りでだったのがわかり納得。
分岐から急坂を直登すると1060で本来のトラバース道との分岐になる。この直登はかなりきついためショートカットを作った事が実感できる。ここから荒神方向の道は尾根の北側を巻くように回り込んでいる。
一度大きな岩の下を通り過ぎ、ザレていて崩れやすい足場の悪い道になると大きな岩塊が現れる。
申し訳程度の鉄梯子がかけてあるが登るのは無理のようだ。下山時、裏の方からなりさんがちょっと上がったところ蝋燭立てがあったらしい。  
県境稜線部の岩。道はこの上まで続いて、忽然と途切れる。皆は薮の中を稜線まで上がるが、管理人さんの「山頂まで道が付いている」という言葉をただ一人聞いた人間としては、どこかでロストしたのかもという意識を捨てきれない。戻って確認したいと思ったが、 幸い皆、嬉々として薮を漕いでいる。このまま進みましょう。
30分ほど東進すると、なだらかな小ピークに達した。高度計は1270を指している。だとすると荒神山と尾根続きの小ピークか?木に登って周りを見回しているなりさんに北側にピークが見えないか確認してもらうがガスで周囲が見えない。と、丁度そのときタイミング良くガスが切れてきた。「あ、あるある」。よし、荒神山だ。この時点で山頂に道はなかったことが確認できた。 荒神山頂(写真)も薮で展望は利かない。
薮の中からOOHAさんが三角点を探し出してくれた。
方向を確認して戻る。
県境に近い岩場から火原沢方向を見下ろす。
柴倉山(左)が見える。  
往路を戻る。 小屋に着くと管理人さんがお茶を勧めてくれた。山荘の向かって左側部分は有料(要予約)だが、1000円の利用料で照明も風呂もあり快適なので是非利用して欲しいとのこと。
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