Deep in Mt.ZAO
正しい英語なのかは自信がありません。(爆
さて、8/28に山部山行で蔵王に行ってまいりました。平成27年4月、気象庁から火口周辺警報が発令されてからずっと、お釜周辺は立ち入り禁止になっておりました。その後活動が落ち着いたことから今年の7/1に馬の背の通行止めが解除され、7/26には気象庁より警戒レベル1(活火山であることを留意する)に引き下げると発表がありました。詳細を見ると火口周辺や賽の河原~追分間の通行止めはレベル2からということで、以前通りの登山道の通行が漸く可能となりました。とはいえ最近の蔵王の大雨で登山道はどうなっているのか気になって、偵察を兼ねて久しぶりにディープな蔵王に行ってきました。
案の定、濁川に架かる橋の踏み板が消失、長靴では渡れても登山靴では濡れるので、こんな感じで。
刈り払いされていないため、イタドリの林になっている。
この手前のしっかりしたコンクリートの橋は崩壊。そして登山道も消失している。凡その見当をつけて進むと藪から写真のところに飛び出した。東北大の噴気孔監視のモニターカメラが設置されている。
この先のかつてはあった噴気孔への踏跡も消失し沢になってしまっている。また、この先の上部の崖に取りつく箇所も藪が濃くなっており、ここにルートがあることを知っている人以外は見つけるのが困難な状態。
ロバの耳下。ここに上がってくる前にハイマツのトンネルを潜る部分があるが、ここも取りつく箇所がなくなっていて、藪の中に入って右手に付いてあるはずの登山道を探して進む。こんなところに正規ルートが隠れてるとは、かつて歩いて知っている人以外には見つけられる人は皆無に違いない。何んとかここまで上がってきたのに道をロストして途方に暮れるという状況を想像する。
折角の景観はガスの中。
待っててくれたお駒ちゃん。
お釜はガスの中なのでパス。
ということで、蔵王で一番変化に富んだ魅力たっぷりの本コースは、「落石で危険なため通行止め」というよりも、「道の消失甚だしいため廃道となっています」と記した方が優しいかもしれない。
床板がかなり損壊している熊野避難小屋。
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