番城山撤退
仕事で篭っていた私を気遣って、賀状で「番城山にでも行きませんか」と誘ってくださったebiyanさんとこの時期になって漸くご一緒することができました。本日は初顔合わせのsuzu7さんも同行されるということで楽しみです。
昨日の好天をもたらした高気圧は足早に日本列島を通過し、日本海には二つ玉低気圧が駆け足でやってくると言うことで天気予報では午後から雨との事。天気と相談しながら行ける所までで戻りましょうと出発。
昨日のものか割合新しいトレースがあり利用させてもらう。県境稜線まで上がると高曇りの暗い雲を背景にして西に月山・朝日連峰、北に蔵王連峰が白く浮かび上がって美しい。雨がポツリポツリと落ちてきた。番城山手前の1120峰の急斜面を登っている際に大腿部が攣ってしまう。ピークからは不忘山が見える。雨脚がやや強くなってきて東からガスも上がってきたためここで引きかえすことにする。少し下って振り返ると既に番城山はガスで見えなくなっていた。
途中、林の中で昼食。suzu7さんから美味しい差し入れを頂く。ご馳走様でしたm(_ _)m。
出発から5時間半で登山口へ戻る。
山形の主峰しか登ってませんから番城山はどんな山か、ワクワクどんどんでした(^O^)
龍山から不忘の峰まで垣間見て良かったです。
初めながら気さくに接していただき、有り難うございました。
スズ7さん、昨日はお世話様でした。
雨脚、気温の変化、風、ガス・・・あそこが引き返す丁度良いタイミングでしたね。間もなく藪が出てきそうなので来年になるかもしれませんが、天気の良い時に再チャレンジしましょう。
それにしてもシャルレのウッドシャフト、涎ものでした。
そうそう、貴掲示板にご挨拶に伺いました。教えて頂いた合言葉で入室はできたのですが、会員パスワードが違うということで投稿が撥ねられてしまいました。なんでだべね?
みいらさん昨日はお世話様でした。
そのあとのお天気のことを考えるとあそこで引き返したのは正解でしたね。
二つ森との分岐から先は展望を楽しみながら歩けて気持ちのよいコース
でしたので、来年にでもまた是非再チャレンジしたいです。
萱瀧見事でしたね。看板みてもいつも素通りしていたのですが
あれほど見事な滝とは。びっくりでした。
ebiyanさん、お世話様でした。
県境稜線は開けてて気持ち良いですよね。また来年。
萱滝の写真は何度もupしているのですが、どうにも下手糞であのパワフルな雰囲気を伝えられません。
真壁 仁 「峠」
峠は決定をしいるところだ。
峠には訣別のためのあかるい憂愁がながれている。
峠路をのぼりつめたものは
のしかかってくる天碧に身をさらし
やがてそれを背にする。
風景はそこで綴じあっているが
ひとつをうしなうことなしに
別個の風景にはいってゆけない。
大きな喪失にたえてのみ
あたらしい世界がひらける。
峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけるみちはたのしい。
みちはこたえない。
みちはかぎりなくさそうばかりだ。
峠のうえの空はあこがれのようにあまい。
たとえ行手がきまっていても
ひとはそこで
ひとつの世界にわかれねばならぬ。
そのおもいをうずめるため
たびびとはゆっくり小便をしたり
摘みくさをしたり
たばこをくゆらしたりして
みえるかぎりの風景を眼におさめる。