お勉強
ここ最近、日曜日は雨というサイクルになっているようで、昨日も予報通り一日中雨降りでありました。
前日に大雨注意報が出た時点で、当日少し様子を見てから等という考えもなく、もう山に行く気力全くなし。随分と軟弱になりました。
そんなことで昨日は読書の日。秋の月山登拝に向けて出羽三山の山岳信仰のお勉強です。
「修験道の精神宇宙(出羽三山のマンダラ思想)」
内藤正敏著 青弓社
能除仙(蜂子皇子)の迫力ある肖像画が素敵です。
この本、三山の開山縁起や祭りや即身仏等とても興味深い内容ですが、私が一番惹かれたのが「秘所が大自然の中に美しくマンダラとして配置され、密教や陰陽道、民俗信仰などで意味づけられ思想化されていた」という部分です。
下の図を拡大してご覧下さい。
出羽三山の景観思想 P88 転載
補陀落とは観音浄土。観音様は勢至菩薩とともに阿弥陀様を守護する。図を見ると弥陀ヶ原(阿弥陀様)の東北(鬼門)と南西(裏鬼門)を東西の補陀落(観音様)で守っているというのだ。更に鬼門の延長には羽黒修験が最も重視する聖地の三鈷沢が配置されているとのこと。
他にも東西南北の位置関係について細かく解説されているが、そのどれもが興味深くありました。ますます月山登山が楽しくなりそうです。
今日、この本を図書館から借りてきてみました。
まだ読んでいませんが・・・
あかねずみさん、こんにちは。
まだ読んでいなければ、
戸川安章著「出羽修験の修行と生活」(佼成出版社)
こちらを先に読んだ方が、より面白いかもしれませんよ。
市立図書館にあります。