秋の峰修行
今朝の山形新聞に今年の秋の峰入りが始まったとの記事がありました。
羽黒の秋の峰修行は大峰と違って「擬死再生」がテーマ。一度自分の葬式をあげて母胎内に宿り出生する事を体験します。
いつかやらなければ。
カテゴリー : 山のこと
「修験道の精神宇宙(出羽三山のマンダラ思想)」
内藤正敏著 青弓社
能除仙(蜂子皇子)の迫力ある肖像画が素敵です。
この本、三山の開山縁起や祭りや即身仏等とても興味深い内容ですが、私が一番惹かれたのが「秘所が大自然の中に美しくマンダラとして配置され、密教や陰陽道、民俗信仰などで意味づけられ思想化されていた」という部分です。
下の図を拡大してご覧下さい。
出羽三山の景観思想 P88 転載
補陀落とは観音浄土。観音様は勢至菩薩とともに阿弥陀様を守護する。図を見ると弥陀ヶ原(阿弥陀様)の東北(鬼門)と南西(裏鬼門)を東西の補陀落(観音様)で守っているというのだ。更に鬼門の延長には羽黒修験が最も重視する聖地の三鈷沢が配置されているとのこと。
他にも東西南北の位置関係について細かく解説されているが、そのどれもが興味深くありました。ますます月山登山が楽しくなりそうです。
竜門岳から下ると今日は相模尾根がはっきり見える。この日は狐穴小屋まで行って、翌日に相模山をピストンして下山の予定だが、どうやら翌日は雨の予報らしい。急遽予定を変更して竜門小屋泊にして今日の内にサブで行ける所まで行ってみようということにした。小屋上のハクサンイチゲは今年は寂しい。
風が強く、この時期の南寒江山名物のタカネマツムシソウは頭をぶるぶる揺らし、写真を撮らせてくれない。雪解けが例年より遅く、花が咲き始めたのが遅かったらしいが、マツムシソウもハクサンイチゲもどうやら今年は不作のようである。
南寒江山山頂から相模尾根。
南寒江から寒江山へ。体力の消耗がここに来て蓄積されてきて、夕べの寝不足も加わり睡魔が襲ってきたので、風が弱いところで昼寝を決め込む。
30分ほど経ったろうか。目を開けたら何とガスがかかって来て薄暗くなっているではないか。「あちゃー、疲れてるしここで戻ろう」。んー、軟弱だ。
帰路、竜門小屋の北西にある残雪部に4年前から姿を見せるツキノワグマの通称「竜太熊太(ゆうた)君」が今年もいました。カメラを出しているうちにこちらに尻を向けて行ってしまったので小さくしか写っていませんが、4年経って相当に大きく育っています。小屋番の遠藤さんの話では、朝の内は熊糞山下の熊糞池辺りに出没し日中はこちらに移動してくるとの事。
風下で写真に撮られるのを待っていた、オトギリソウとミヤマコウゾリナ。
小屋では2時過ぎ頃からあちこちで宴会が始まっている。こちらも宮城から来た単独行者お二人と合同でプチ宴会。でもあまりに早く始まったので、5時にはアルコールが底をつく。1・2階とも午後6時頃には皆シュラフに入って静かになり、7時就寝。(*_*)
翌朝は雨こそ降っていないが真っ白で視界が利かない。こうなると、後ろ髪もひかれずすっきり下山できる。今日はこのまま下山して柳川温泉へ行くことにする。
体調20cm位の山ナメクジ。あまりに伸びやかにすくすくと育っているので写真に収めた。写真clickで拡大しますが、見たくない方はスルーして下さい。
以上、行って来ただけの朝日連峰となりました。今回はブログのみで山行報告はありません。